マルス津貫蒸溜所を訪ねて!本土最南端のウイスキー蒸留所は歴史と自然の宝庫だった

ウイスキーレビュー

みなさん、こんにちは! まめ親父です。今回は鹿児島県南さつま市にあるマルス津貫蒸溜所の見学レポートをお届けします!

鹿児島といえば焼酎でしょ?」と思っているそこのあなた、ちょっと待ってください。鹿児島には本土最南端のウイスキー蒸留所があるんです。しかもその歴史と景色が、とんでもなくすごかった!写真たっぷりでご紹介しますので、ぜひ最後までお付き合いください😊


マルス津貫蒸溜所ってどんなところ?

項目詳細
正式名称マルス津貫蒸溜所
運営本坊酒造株式会社
所在地鹿児島県南さつま市加世田津貫
設立2016年(本坊酒造創業は1872年)
見学自由見学(基本無料)
営業時間9:00〜16:00(通年)
アクセス鹿児島空港から車で約1時間25分

本坊酒造といえば、マルスウイスキーでおなじみのメーカー。実は創業は1872年(明治5年)と、150年以上の歴史を持つ鹿児島屈指の酒造メーカーなんです。もともと焼酎造りからスタートし、1949年にウイスキーの製造免許を取得。山梨や長野でウイスキー造りを展開してきましたが、2016年についに発祥の地・津貫にウイスキー蒸留所を新設しました。

東を蔵多山、西を長屋山の山々に囲まれた盆地という立地で、夏は暑く冬は冷え込む、昼夜の寒暖差が大きい地域です。この気候がウイスキーの熟成に大きく影響しているんですね。


いざ、蒸留所へ!

山あいの国道を走っていると、突然視界に飛び込んでくる高さ26mの巨大な塔。これが津貫蒸溜所のシンボル「旧蒸留塔」です。周囲の自然の中に突然現れるその存在感、思わず「おお!」と声が出てしまいました。

見学は基本的に自由見学スタイル。受付を済ませると見学順路を案内してもらえます。


見学①:旧蒸留塔(歴史ゾーン)

まず向かったのが、シンボルタワーである旧蒸留塔です。

1956年に完成したこの塔、鉄骨7階建てで、かつて焼酎製造のための連続式蒸留機として1970年代前半まで現役で活躍していました。現在は展示スペースとして公開されており、当時の蒸留装置がそのままの姿で残っています。

内部に入ると…迫力が半端ない!巨大な蒸留装置を真下から見上げると、その圧倒的なスケールに言葉を失います。本坊酒造の歴史を紹介するパネルも展示されており、創業期からの歩みをじっくり知ることができます。

ちなみに、この蒸留所は第二次大戦中に航空隊の燃料となる高濃度アルコールを生産していたため、1945年に空襲を受けて全焼。戦後、資材が乏しい中で社員自ら製材所を開設し、石工・大工・左官の職人として工場を再建したという壮絶な歴史があります。その歴史を知った上で建物を眺めると、また違った感慨があります。


見学②:ウイスキー蒸溜棟(製造ゾーン)

続いて向かったのが、実際にウイスキーを製造しているウイスキー蒸溜棟です。

2016年に新設されたこともあって、蒸留機はピカピカの金属光沢!ポットスチルの美しさに思わず見惚れてしまいます。2階に上がると、ガラス越しに糖化槽・発酵槽・蒸留器と、ウイスキー製造の各工程を一望できます。製造期間中であれば、実際に稼働している様子も見られるとのこと。

製造工程のビデオ説明もあり、ウイスキー初心者の方でも楽しめる内容になっています。


見学③:石蔵樽貯蔵庫(熟成ゾーン)

個人的に一番テンションが上がったのがここです!

戦後に再建された12棟の石蔵が貯蔵庫として活用されており、中にはウイスキーの原酒が眠る樽がずらりと並んでいます。扉を開けた瞬間、芳醇なウイスキーの甘い香りがふわっと漂ってきて、思わず深呼吸してしまいました。これぞ「エンジェルズシェア(天使の分け前)」の香り!

津貫の温暖な気候は熟成を促進する一方、蒸発量(エンジェルズシェア)も多くなるそうです。でもそれは裏を返せば、この土地ならではの個性が凝縮されたウイスキーになっていく、ということ。南薩摩の気候がウイスキーの味わいを作っているんですね。

石積みの外壁と木造の屋根組みが醸し出す重厚な雰囲気、そして薄暗い中にずらりと並ぶ樽の姿は、まるで映画のワンシーンのよう。ウイスキー好きなら絶対に感動する空間です。


見学④:寶常(ほうじょう)〜カフェバー&ショップ〜

見学の最後は、蒸留所に隣接する本坊家旧邸「寶常(ほうじょう)」へ。

1933年に建築された本坊酒造二代目社長・本坊常吉が暮らした邸宅をリノベーションした施設で、現在はカフェバー兼ショップとして営業しています。和洋折衷のアンティークな雰囲気が漂う素敵な空間で、季節ごとに表情を変える日本庭園を眺めながらゆっくりくつろげます。

庭園の手入れが行き届いていて、本当にきれい!石灯籠や緑が絶妙に配置された日本庭園をぼーっと眺めているだけで、時間を忘れそうになります。そんな静かな見学中に、どこからともなくカエルの鳴き声がゲコゲコと響き渡り、店員さんと顔を見合わせて思わず笑ってしまいました🐸 自然豊かな津貫ならではのほっこりエピソードです。

マルスウイスキーや焼酎の有料試飲のほか、蒸留所限定品やオリジナルグッズの購入も楽しめます。ドライバー以外の方はぜひ試飲もどうぞ(見た印象では希少なウイスキーも試飲できそうな感じでした🥃)まめ親父は一人旅のドライバーだった為、残念ながら試飲はできず・・・代わりに可愛いピンバッジを購入しました😁


今回の戦利品!購入したウイスキーたち

見学の興奮冷めやらぬまま、ショップでお土産を物色。気づいたらしっかり3本購入していました😅

🥃 岩井トラディション

マルスウイスキーの定番ともいえる一本。本坊酒造のウイスキー造りの原点「岩井喜一郎」の名を冠したブレンデッドウイスキーです。津貫に来たなら外せない!

🥃 岩井トラディション シェリーカスクフィニッシュ

実はこれ、購入できたのはラッキーなエピソードがありました。店員さんに「岩井トラディション シェリーカスクフィニッシュはありますか?」と尋ねてみたところ、「ちょうど今週入荷したばかりです!」とのこと。なんというタイミング!お一人様一本の購入制限でしたが、入荷したてのボトルをゲットできラッキーでした。シェリー樽熟成の甘くリッチな風味が楽しみです🎉

🥃 The Lucky Cat Double Individuals “Choco & Luna”

こちらは限定品のため、「まだ在庫あるかな…」とドキドキしながらショップへ。恐る恐る店員さんに確認したところ、「ありますよ!」の一言にほっと胸をなでおろしました😅 ユニークなラベルが目を引く個性派で、まさにラッキーな出会いとなった一本です🍀


翌日は嘉之助蒸留所へ!

実はこの津貫訪問、翌日に嘉之助蒸留所への訪問を控えた鹿児島ウイスキー蒸留所ハシゴ旅の一日目でした!津貫で歴史と伝統に触れ、翌日は嘉之助で新世代のウイスキーへ。こんな贅沢な旅ができるのも鹿児島ならではですね😊


津貫蒸溜所の魅力まとめ

見学スポット見どころ
旧蒸留塔高さ26mの迫力!歴史パネル展示
ウイスキー蒸溜棟ポットスチルの見学、製造工程ビデオ
石蔵樽貯蔵庫芳醇な香りと圧巻の樽の数々
寶常(ほうじょう)試飲・限定品購入・美しい日本庭園

まとめ

マルス津貫蒸溜所は、150年以上の歴史・豊かな自然・本格的なウイスキー製造現場という三拍子が揃った、ウイスキー好きには堪らない場所でした。

自由見学で気軽に訪問できるのも嬉しいポイント。鹿児島観光の際にはぜひコースに組み込んでみてください。焼酎大国・鹿児島の、もうひとつの顔に出会えますよ😄🥃

翌日の嘉之助蒸留所の見学レポートはこちらの記事でご紹介しています。ぜひあわせてご覧ください!🥃


【基本情報】

  • 住所:鹿児島県南さつま市加世田津貫6594
  • 電話:0993-55-2121
  • 営業時間:9:00〜16:00(通年)
  • 見学料:無料(試飲は有料)
  • 駐車場:あり

※掲載情報は訪問時のものです。最新情報は公式サイトでご確認ください。お酒は20歳になってから、適量を楽しみましょう。

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