みなさん、こんにちは。まめ親父です。
第2回目の今回は、角瓶とはちょっと毛色の違う一本をご紹介します。その名もKANOSUKE KAGOSHIMA EXCLUSIVE——鹿児島限定シングルモルト。名前の通り、鹿児島でしか手に入らないウイスキーです。
実はこれを手に入れるために、まめ親父、車で一人鹿児島まで行ってきました。嘉之助蒸留所の見学もしてきましたよ。「そこまでするか」と思った方、ウイスキー好きならわかってもらえるはず(笑)。今回は蒸留所訪問のレポートも含めて、たっぷり語ります。
嘉之助蒸留所とは——鹿児島が生んだ新星
小正醸造が手がける本格シングルモルト
嘉之助蒸留所は、鹿児島県日置市吹上浜に位置するウイスキー蒸留所です。運営するのは1883年(明治16年)創業の老舗焼酎メーカー、小正醸造。「小鶴」ブランドの焼酎で知られる会社ですが、2017年にウイスキー蒸留所を新設しました。
焼酎のノウハウを持つ蒸留所がウイスキーを作る——これはなかなか興味深い組み合わせですよね。焼酎づくりで培った発酵技術や蒸留の知識が、ウイスキーにも活かされているといいます。そのせいか、嘉之助蒸留所のウイスキーはどこか日本らしい繊細さと、南国・鹿児島の力強さが同居した独特の個性があります。
蒸留所の名前「嘉之助(かのすけ)」は、小正醸造の2代目・小正嘉之助から取られています。創業者への敬意と、新たなチャレンジへの思いが込められた名前ですね。
吹上浜のロケーション
蒸留所が建つ吹上浜は、日本三大砂丘の一つとして知られる美しい海岸です。東シナ海に面したこの場所は、潮風が吹き抜ける開放的なロケーション。熟成庫には海の潮風が影響を与えるとも言われており、このテロワール(土地の個性)が嘉之助のウイスキーに独特の風味を与えているんです。
スコットランドの海岸沿いの蒸留所(ラフロイグやボウモアなど)が潮風の影響を受けるように、嘉之助蒸留所も鹿児島の海風を受けながらウイスキーを育てている。なんかロマンがありますよね。

車で一人、鹿児島へ——蒸留所見学レポート
嘉之助蒸留所の鹿児島限定品の存在を知ったのは、ウイスキー仲間からの情報でした。「現地でしか買えないやつがある」と聞いた瞬間、まめ親父の中で何かに火がついてしまいました(笑)。
まめ親父、聖地巡礼へ
というわけで、ある晴れた日に車で一人鹿児島へ出発。高速を乗り継いで吹上浜を目指しました。長距離ドライブの道中、「ウイスキーのためだけにここまで来てるな、俺」と、なんか笑えてきました。でもそれがまた楽しい。ウイスキー好きのひとり旅、最高です。
吹上浜が近づいてくると、窓から東シナ海が見えてきます。広い空と海を眺めながら「ここでウイスキーを作ってるのか」と思うと、テンションが上がりっぱなしでした。
蒸留所の第一印象——おしゃれすぎる
蒸留所に着いて最初に感じたのは、「めちゃくちゃきれいでおしゃれ!」ということ。失礼ながら、もっと工場っぽい雰囲気を想像していたんですが、全然違いました。
白を基調とした建物と、東シナ海を望むテラス。ショップやテイスティングバーも洗練されていて、まるでリゾートホテルのような雰囲気。ウイスキー好きじゃなくても、観光スポットとして十分楽しめる場所だと思いました。インスタ映えも抜群です。
見学ツアーでは、仕込みから発酵、蒸留、熟成まで一通り見せてもらいました。実際に使われているポットスチル(蒸留器)を間近で見ると、その存在感に圧倒されます。ガイドさんの説明も丁寧で、ウイスキーの製造工程をわかりやすく教えてもらいました。熟成庫に入ったときのウイスキーの香りは、もう最高の一言。あの香りだけでグラス一杯飲んだくらい幸せになれます(笑)。



楽しみにしていたテイスティングバーへ潜入
入った瞬間ロケーションの素晴らしさに感動。吹上浜をバックに並んだ嘉之助のボトルの美しさと言ったら、もう言葉にならない。そして準備されたグレンケアンに注がれた3種。あれれ。今日は確か一人で車で来ているからここで飲めないよ。。。分かっていたことだけど残念でしょうがない。みなさんが行くときはハンドルキーパーとご一緒に!!でもでもグレンケアンから香り立つウイスキー。十分満足しました。次はリベンジします。

ショップで鹿児島限定をゲット
見学のあとはショップへ。目当てのKAGOSHIMA EXCLUSIVEを無事ゲットできました。店員さんに話を聞くと、このボトルは嘉之助蒸留所と鹿児島県内の一部店舗でしか手に入らないとのこと。全国流通している通常ラインナップとは別の、まさに「ここでしか買えない一本」です。

ボトルを手に取ったときの達成感といったら…!車で遠くまで来た甲斐があったというものです。旅の思い出が詰まった一本は、味わう前からすでに特別なウイスキーになっていました。帰りの車の中、助手席に大切に置いたボトルを横目でチラチラ見ながら帰ったのは内緒です(笑)。
基本スペックをおさらい
KANOSUKE KAGOSHIMA EXCLUSIVE DATA
【正式名称】KANOSUKE KAGOSHIMA EXCLUSIVE
【蒸留所】嘉之助蒸留所
【種類】ジャパニーズシングルモルトウイスキー
【アルコール度数】48%
【価格】10,120円(税込)
【販売エリア】鹿児島県限定
【入手方法】嘉之助蒸留所・鹿児島県内一部店舗のみ
【原材料】モルト(大麦麦芽)
実際に飲んでみた——まめ親父のテイスティングノート
家に帰って、さっそく開封。旅の余韻に浸りながら、グレンケアンに注いでじっくり向き合いました。(ちゃっかりオシャレなコースターを購入しました)
ストレートで本質を確かめる


まず香りを嗅いだ瞬間、「あ、シングルモルトだ」と体が反応しました。力強い大麦の香りが鼻をつく。角瓶のやさしいバニラとは全然違う、麦そのものの存在感です。これはブレンデッドでは出せない個性ですね。
口に含むと、青リンゴのようなフレッシュでフルーティーな味わいが広がります。甘すぎず、かといって辛口でもない。シングルモルトらしい複雑さがあって、飲むたびに新しい発見がある感じ。「これが嘉之助か」と感動しました。
そして一番驚いたのが余韻の長さ。飲み込んだあとに、バニラの香りがふわっと鼻を抜けていくんです。この余韻がとにかく長くて、しばらく口の中に幸福感が残る。角瓶のすっきりした余韻とは真逆で、じっくり味わうタイプのウイスキーです。
角瓶と比べてみると
第1回で紹介した角瓶と比べると、嘉之助はあらゆる面で「より個性的」です。香りは強く、味は複雑で、余韻は長い。これはブレンデッドとシングルモルトの違いでもあります。
角瓶は「毎日飲める安定感」。嘉之助は「特別な夜に向き合う一本」。どちらが上ということじゃなくて、シチュエーションで使い分けるのが正解だと思う。
ウイスキー初心者には角瓶から入って、慣れてきたら嘉之助のようなシングルモルトへ——そんなステップアップの道筋が見えてくる飲み比べでした。
おすすめの飲み方
① ストレート(これが一番!)
嘉之助の個性を最大限に楽しむなら断然ストレート。グレンケアンのようなテイスティンググラスに少量注いで、ゆっくり時間をかけて飲む。青リンゴのフルーティーさと、長い余韻のバニラを存分に堪能してほしい。チェイサーは必ず横に置いて、口をリセットしながら飲むのがまめ親父流。
② トワイスアップ(香りをもっと楽しみたい方に)
常温の水を同量加えるトワイスアップ。加水することで大麦の香りがさらに開いて、奥に隠れていた花のような繊細な香りも感じられるようになる。「ストレートはちょっと強い」という方にもおすすめ。アルコールの刺激がやわらいで、味わいに集中できます。
③ ロック(変化を楽しむ)
大きめの氷を一つ入れてオンザロック。最初はキリッとした辛口から始まり、氷が溶けるにつれてフルーティーさが増してくる。この変化がなかなか面白い。個人的には氷が3分の1ほど溶けたタイミングが一番好き。時間をかけてゆっくり飲むのに向いています。
まとめ——車で来た甲斐があった
まめ親父のKANOSUKE KAGOSHIMA EXCLUSIVEレビューまとめ
香りの個性 ★★★★★ — 力強い大麦の香りはシングルモルトならでは
味わいの複雑さ ★★★★☆ — 青リンゴのフルーティーさが秀逸
余韻の長さ ★★★★★ — バニラが鼻を抜ける長い余韻が最高
入手難易度 ★★★★☆ — 鹿児島限定、でも嘉之助蒸留所訪問のいい口実に
旅の思い出込みの満足度 ★★★★★ — プライスレス
嘉之助蒸留所は、まめ親父にとってウイスキーの新しい扉を開いてくれた場所になりました。角瓶で「ウイスキーって飲みやすいな」と気づき、嘉之助蒸留所で「シングルモルトってこんなに個性豊かなのか」と感動する。そんなウイスキーの旅が始まった気がしています。
そして何より、蒸留所まで車を走らせて、自分の目で見て、手で触れて買ってきた一本は格別です。ウイスキー好きの方にはぜひ一度、嘉之助蒸留所への「聖地巡礼」をおすすめしたい。洗練された施設と東シナ海の絶景、そして現地限定の美酒が待っていますよ。
次回はまた別のボトルを取り上げます。開栓中のボトルがまだまだあるので、楽しみにしていてください。リクエストもお待ちしています!それでは、今夜も良い一杯を。乾杯🥃
——まめ親父


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